まいばる
こんにちは、まいばるです(@maibarubangkok)。最近をヘソを弄るのが癖になってよく腹痛を起こしていますが、やめることができません助けてください
タイ旅行動画のコメント欄で「虫は大丈夫ですか?」と質問を受けることが多い。やはり日本人は虫が苦手な方・気にされる方が多いように感じる。大丈夫の範囲が「一匹でもアウトー!」なのか、はたまた「ダンゴムシはOKだけどワラジムシはNG」なのか、人それぞれで分からないので、とりあえず「(私は)大丈夫だ、問題ない。」と答えるようにしている。
かく言う私は、突然電車の中に飛び込んで来た蛾に周囲が軽くパニックを起こす中『クールに読書を続ける俺』というプレイスタイルを得意としているので、虫アタックにはあまり動じないし、どうぶつ奇想天外の虫回は基本的に神回だと思っている。虫耐性は中の上と言ったところだ。
まいばる
ただしゴキブリ、テメーはダメだ。
タイ生活は虫との戦い?
タイは常夏の国なので、日本に比べれば虫を見かける機会はずっと多いが、日常生活を送る上で虫に煩わされたことはほとんどない(私が鈍感なのもある)。特に今住んでいる部屋では、窓を締めきって人間は何パーセントまでの二酸化炭素濃度に耐えられるかという実験をしているので外から虫が入って来ることもほとんど無い。
しかし以前かなり古めのコンドミニアムに住んでいた頃は、よく部屋の中で虫を見かけていた。その部屋には古い本棚が置いてあったのだが、その中にアリの巣があったのではないかと思う。そうでなければ異次元があったのだろう(インターステラーかな?)。
うっかりテーブルの上にパンを放置するとアリの行列 (ここ4階ぞ)が出来ていたり、あまりにも日常的にアリが発生するため、私も次第にアリの存在を気にしなくなっていった。もはや腕や脚の上を歩くアリを払うこともしなくなり、油女シノ状態になっていた。

私はアリは好きな方で、いつかアリの巣観察キットをAmazonで買いたいと思っている。あとヤモリも可愛いと思っている。タイのヤモリは夜になると鳴く。間の抜けた声が面白い。タイ生活は虫と戦うより共存した方が楽かもしれない。
まいばる
ただしゴキブリ、テメーはダメだ。
ある朝、目覚めると虫になっていた
ある夜、シャワー室から出ると部屋中を羽虫の大群が飛び交っていた。唐突すぎる。ある朝目覚めると虫になっていた小説くらい唐突である。
窓を閉め忘れたか!?と慌てて確認すると網戸にビッシリと羽虫が張り付いており、今も網戸の隙間から部屋の中に入ろうともがいている。この衝撃映像だけで虫が苦手な方は卒倒すると思う。1匹2匹なら屁でもないが、虫の大群というのは大のおとなを簡単にパニックに陥れる迫力がある。
こんな時に相方は外出中だ。いや、彼は虫が苦手なのでこの光景を見たらパニックを起こしていたに違いない。むしろいなくて良かったと言える。足手まといになるだけだ。
まいばる
これだから東京生まれヒップホップ育ちは…
素数を数えて落ち着こう

何故いきなりこんなことになってしまったのか、無意識にベルゼブブ(蝿の王)を召喚してしまったのか。理由は一切分からないが、これ以上虫の侵入を許す訳にはいかない。
日本の窓なら網戸は外側、ガラス戸が内側についているため、ガラス戸を閉めるだけで済むが、この部屋の網戸はなぜか内側に付いているため、一旦網戸を開けて窓を全開にし、ガラス戸を閉めてから網戸を閉めるという一度地獄の門を開かなければ窓を閉められない仕様になっていた。
私はまず網戸を叩いて外側に張り付いている羽虫を叩き落とした。それから高速で網戸を開けガラス戸を閉める。この間わずかコンマ1秒(体感)だったが、それでもかなりの数の羽虫の侵入を許してしまった。しかしとりあえずこれ以上羽虫が侵入してくることはなくなった。
しかし部屋の中は未だ極限状態の地獄である。部屋の明かりにブンブンたかる羽虫の群れ…さながら田舎のコンビニ状態である。あやうく発狂しかけたが、素数を数えることで落ち着いた。
冷静に打開策を考える。こういう時冷静になれない奴から死ぬ。パニック映画の常套手段だ。あと真っ先に逃げた奴も死ぬし、カップルも大抵死ぬ。
まずこの数の羽虫を全て叩き殺すのは技術的・精神的にも不可能。
タイの家庭に一家に一本・電撃殺虫ラケットがあれば羽虫共を霹靂一閃できたかもしれないが、あいにく我が家には配備されていない。
殺虫スプレーを買ってくるか…?
いや、待て、光に集まる虫の習性を利用しろ!!
この間わずかコンマ1秒(体感)。
私は廊下側のドアを開いて部屋の電気を消した。狙い通り羽虫の群れは明かりに誘われてフラフラと部屋から出ていった。
こっそり廊下を覗いて見たが、廊下は田舎のコンビニ状態の地獄と化していた(みんなゴメン)。その後羽虫の群れがどうなったのかは分からない。自然の脅威の前に人間はあまりにも無力だ。ただ嵐が過ぎ去るのを待つのみである。
羽虫の大群に襲われたのはこれ一度きりであり、原因は未だに不明である。羽虫の移動線上にたまたまぶつかってしまったのだろうか。このことはタイの洗礼として強烈に脳裏に刻まれた。
ちなみに電撃殺虫ラケットとは面の部分に虫が触れると電流が流れて一瞬で焼き殺す、タイのハイテク蝿たたきである。虫が当たるとバチバチと音がする。人間が触れたら感電するんじゃ…と心配になるが、細けぇことはマイペンライ(大丈夫)である。

バンコク生活日記|日本とタイの満員電車の違いに思うことこんにちは、まいばるです。傭兵より元傭兵のほうが肩書きとしてかっこいい気がするのは、「元」の部分に悲しい過去が透けて見えるから。
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