まいばる
こんにちは、まいばる(@maibarubangkok)です。タイ究極のスパリゾートと呼び声高い《Chiva-Som》に宿泊してきました!
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アジア初のデスティネーションスパ

《Chiva-Som(チバソム)》ホテルはアジアで初のデスティネーションスパとして、タイのホアヒンに爆誕した。その後、タイにはいくつかのデスティネーションスパができたが、チバソムの評価は非常に高く、2020年にはアジアのベストウェルネスリゾート賞を受賞している。ちなみにデスティネーションスパとはデスティネーションなスパのことである。
デスティネーションスパとは

前項で既に説明したが、チバソムはデスティネーションスパ(目的型スパ)なので、ゲストは健康・美容・ダイエットの達成等を目的にこのホテルに滞在する。つまり私のような自分というドブに金を捨てたくないと考えている人間には宇宙よりも遠い場所ということになる。
それが今回縁あってご招待頂き、世界の美容家やセレブリティが通うチバソムに足(スネ毛剃ってない)を踏み入れることになったのだからやはり人生一寸先はダンサーインザダークである。
チバソムから招待を受けた時、ホアヒンに行ったばかりだったので断るだろうな、と思っていた。しかし相方に報告したら、「チバソム!?行く行く!!」と食い気味に返されたので驚いた。相方はリゾート大好き自称リゾートハンターなので《チバソム》のことも名前だけは知っていたらしい。

チバソムの場所・行き方
チバソムはバンコクから車で約2時間、フアランポーン駅から電車で3時間ほどのホアヒンにあります。ホアヒン駅からは車で10分程です。ホアヒンは王室御用達の避暑地として有名で、ビーチ沿いには沢山のリゾートや別荘が並んでいます。チバソムも例に漏れずホアヒンビーチに面したリゾートです。

ちなみにホテル送迎ありです。ホテル送迎といえばソンテオ(トラックの荷台を改造したみたいな車)がデフォだった私達は必死で駅前でソンテオを探したのですが、チバソムの送迎車はベンツでした。


専門家による問診

チェックイン後、アドバイザーと話し合って滞在中のスケジュールを決めるから職員室に来なさいと言われ、私と相方はいきなり離れ離れにされてしまった。 Si 俺達はいつでも2人でひとつだった 地元じゃ負け知らず なので私は大変心細くなってしまった。しかもアドバイザーとの会話は英語orタイ語という私にとってはデッドオアダイと同義であったが、なんとか得意のフンフンアハーン?で乗り切った。
まいばる
英検3級がなければ即死でした!
問診の結果、1日4回50分のトレーニングに加え、50分のマッサージを受けることになった。これは一般的なトレーニングメニューであり、チバソムではさらに専門的なトレーニングも行っている。説明が英語だったため用途は不明だが、時計じかけのオレンジに出てきた洗脳マシーンのような椅子や、吊り天井といった非常にマニアック専門的な設備もあった。
運動トレーニング
チバソムで受けるトレーニングは受講者5〜6人に対しトレーナーが1人、難易度は高くないので初心者でも安心して受講可能だ。私はトレーニング会場に迷って毎回遅刻していたが、廊下にたっとれ!と言われることもなく受講させてもらえた。
ヨガ
私はヨガ初体験だったのだが、早朝の静かな空気の中、《サラ》と呼ばれるタイ式東屋で行うヨガは大変心地よく、心身が洗われる思いであった。ヨガにハマる人の気持ちもわかる気がする。私もヨガファイヤくらいは習得しようかと思う。

ケツアブトロニクス
トレーニングメニューの中にはジャイロキネシスやら何かよくわからんキネシスもあったのだが、 相方が受ける予定のナントカキネシスをググってみたらケツアブトロニクスみたいな画像が出てきたのでの度肝を抜かれた。
結局彼は同時刻に入っていた私のマッサージを撮影することを理由にトレーニングをサボった。おまえ、ケツアブトロを避けたな!!

水中エアロビで犬神家
水中エアロビでは水に浮くダンベルで浮力を利用した筋トレを行った。ダンベルの上に立つというバランス感覚が試されるトレーニングでは前列のおじさまが犬神家になっていらっしゃった。

1日3食スパキュイジーヌ

この世には”身体に悪いものほどうまい”という宇宙の法則がある。そして体にいいものはマズイ。我々はそれを青汁のCMから学んでいる。
チバソムでも緑のゲル状の物体が出てくるんだろーなー、とまるで期待していなかったのだが、チバソムが提供する健康志向料理《スパキュイジーヌ》はこの世の法則を軽く凌駕していた。
まず素材からして神の一級品である。素焼きのパプリカ、なんてシンプルな料理がめちゃくちゃ美味しい。どの料理も低塩分、低糖分、低脂肪を実現しながらこのおいしさ。ここのシェフ、やはり天才か…と、フォークを握りしめる手に力がこもる。
また食後感も非常に爽やかで、なんというか体が喜んでいる感じだ。ビックマックセットをコーラで流し込んだ後とはさすがに違う。あっちは体が叫びたがってるんだ、という感じだ。



デジタルデトックス
チバソムではスマホ等のデジタル機器は使用禁止である。自室では使えるが、レストラン等公共の場所では使用不可である。1日36時間スマホ漬けの現代人にはツラい所だ。
このルールにより、チバソムから「ホテルの動画作成シクヨロd(*’-^*)b!でも敷地内は撮影禁止ねd(*’-^*)b!」というダブルバインドを喰らったため、我々は非常に混乱し、精神が不安定になった。
動画撮影という責務から解放されたことを喜んだかと思えば、動画の深刻な素材不足に悩むという完全な躁鬱状態に陥っていた。
急遽普段のテイストとは違う、説明系の動画に切り替えたのだが普段の動画を見慣れた方には物足りなかったかもしれない。 しかし個人的には「よくぞあれだけの素材で…!」という思いもあり動画の出来にはわりと満足している。
注意点|ボロボロの下着はNG
突然だが、私はボロボロの下着を履いている。タイに来てから下着をまったく買い足さなかったため、パンツがドラゴンボールの戦いの後みたいになっている。相方からはさんざん下着を買えと注意されていたのだが、パンツはしまむらブランドしか履かない、というこだわりがあったので放置していた。
しかしチバソムで《フィジカルアナリシス》という身体のバランス等をチェックする時間で いきなりパンイチにされるという事態になった。この時、奇跡的に私はまだ穴の空いていないパンツを履いていたのだ。
まいばる
チバソムには穴の空いていないパンツを履いていきましょう!
ボディチェックの結果は「姿勢が悪い」であった。肩こりも便秘も人生が上手くいかないのも全部そのせいだと指摘され、目からウロコが落ちる思いであった。
余談だが、最近ネットでズボラ女子の特徴に「下着がボロボロ」という項目を発見して物凄く安心した。ズボラ女子という”人間”のカテゴリにまだ自分が収まっているという安堵だ。
健康的な生活でチバソムハイ
運動は気分を向上させる効果があるが、チバソムで健康的な生活を送った私たちは完全にチバソムハイになり、チバソムの素晴らしさについて熱く2時間近く語り合ってしまった。
チバソムを利用する人は一週間ほどこのホテルに滞在して、心身ともにリフレッシュして帰っていく方が多いのだろう。私も、食品添加物と合成甘味料で育まれた我が現代の病めるボディが、1日2日のデトックスでどうにかなるとは思っていないが、日々の生活を見直そうと意識を変えてただけでもこのホテルに泊まってよかったと思う。
