コラム

【悶絶】下痢と便秘が併発した話

まいばる
まいばる
こんにちは、まいばる(@maibarubangkok)です。
ネットで拾ったライフハックの内、一番役に立ったのは『足を組むと排便しやすい』です!

前回下痢の話を書いたら、記事を読んだ方からTwitterのコメント欄にたくさんの武勇伝が寄せられた。やはり皆さんも菊門の戦いを生き抜いた古兵(ふるつわもの)であらせられる。歴戦の戦士達に敬礼!


これはもう体験談を広く募集し、その中で誰が一番辛いか、優勝者を決めるべきだと思う。
そしてそのトーナメントに「フーン、でもさぁ…下痢と便秘が同時に起こった時のツラさ、知ってる人いる?」と上から目線で出場してしまうのがこの私だ。

下痢と便秘、奇跡の共演

その時も旅行中、滞在先のホテルでの出来事である。

原因は夕食に食べた魚鍋であろうか、しくしくと下腹部の痛みを感じ、深夜にふと目が覚めた。眠かったので朝まで我慢してしまおうと思ったが、腹痛は増すばかり。ついに堪らずトイレに駆け込んだ。

が、出ない。

私の基本属性は便秘だ。”鋼鉄の直腸を持つ女”の異名を取り、地元では負け知らずであった。下腹部はグルグルと明らかに下痢の徴候を示しているのに、便秘が封印石と化して出口( * )を塞いでいるに違いない。

今宵、下痢と便秘の二大スター、奇跡の共演の幕が上がるーーー

まいばる
まいばる
よそでやれ!

未だかつてない腹痛に襲われ…

下痢による腹痛はトイレを一瞬で懺悔室に変える威力がある。皆さんも思わず神に許しをこうた経験はないだろうか。

しかしこの時の腹痛は尋常では無かった。いうなれば下痢ピーク時の腹痛が延々続く感じだ。行き場を失った下り龍が腸を食い破らんとしているに違いない。

もはや便座に座っていることができず、私はトイレの床を七転八倒した。口内が酸っぱくなり、ダラダラと唾液が出たが、口元を拭う余裕もない。

私はブラックジャックを全巻読んでいるので医療には詳しいのだが、これは溜まった便やガスによって腸がパンパンに膨らんで起こる腹痛だろう。

そんな極限状態に突如ゴキブリまで現れ、バスルームは混沌(カオス)と化した。泣き面に蜂どころか下痢腹にゴキブリである。酷すぎる。
私はゴキブリの動きを横目で捕捉しつつ転げ回るという、器用な七転八倒を見せた(ゴキブリに)。

あなたはどっちの七転八倒派?

ふと顔を上げるとバスルームの硝子戸からは相方がぐっすり眠っている姿が見えた。私は彼が目を覚まさないことを祈った。もちろん、彼の眠りを邪魔したくないから…、などという健気な彼女みたいな理由では断じて無い。

こういう時、独りで七転八倒したい派七転八倒を傍らで見守ってもらいたい派に分かれると思うが、私は断然独り七転八倒派である。

夜中、隣人がヨダレを撒き散らしながら七転八倒していたら普通に恐怖だし、救急車を呼ぶ。しかしこれは大丈夫な方の七転八倒なのだ。出すものを出せば治まるだろう。そういうさじ加減は本人にしか分からないので側にいる者にとってはただただ恐怖でしかない。そういう恐怖を与えないために、”平気だから”のポーズをしなければならずそれが負担なのだ。

所詮、トイレの中では人間は独りだ。今はただ思う存分、よだれを撒き散らしながら七転八倒したい。今宵の私の苦しみを知るのはこのゴキブリだけでいい… と、傍らのゴキブリに妙な愛着まで生まれる始末。いよいよ末期である。

 

その後、1時間掛かってなんとか封印を解いて下り龍を解放することが出来た。下り龍は全てのうんこの安住の地であるトイレの流れの中へと還っていった。腹痛も嘘のように消えたのでやはり私の診断は正しかったのだろう。

ちなみにゴキブリはいつのまにか相方の靴をマイホームと決めたようで、翌朝靴の中に潜んでいたところを相方に踏まれて死んだ。

まいばる
まいばる
マイフレーーンド!!
【修羅場】タイ旅行中に下痢になった話 最近すっかり更新を怠っていた当ブログだが、ブログも待ってます!という声(幻聴)もありこうして再び筆をとった。しかしよく聞...

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう