こんにちは、まいばるです。最強になりてぇ。
今回はチェンマイから3時間で行けるバックパッカーの町《パーイ》の行き方・見所を紹介します。
《こんな方におすすめです》
- 旅先でのんびり過ごしたい方
- 大自然の絶景を見たい方
- カオサンのような異国情緒が好きな方
Contents
バックパッカーの町《パーイ》とは
《Pai-パーイ》はミャンマーとの国境に้位置する、タイ北部メーホンソン県の小さな町です。山間にあるこの長閑な町は、世界中からツーリストが集まる《バックパッカーの町》として有名です。
そう長くはない通りを宿屋やカフェが軒を連ね、道を行きかうほとんどの人がリュックを背負った旅行者です。バックパッカーの町というだけあって、バンコクのカオサンに似た雰囲気ですが、カオサンよりもずっと静かで、のんびりした所です。グラフティアートや軒先の看板がカラフルで、どこかおもちゃのような可愛い印象を受ける町です。

チェンマイ発のパーイの行き方
チェンマイからパーイ行きのバンが1人200バーツで出ています。私達はチェンマイで宿泊した宿に頼んで予約を取って貰いました。翌朝ホテルにバンが迎えに来てくれるのでとてもありがたかったです。チェンマイからパーイまでは約3時間の道のりで、途中に20分のトイレ休憩を一回はさみます。
山道の車酔いに注意
パーイを目指すバックパッカー達の前に立ちふさがるのが地獄の山道、通称ゲロ道です。わずか90分の間になんと726ものカーブを越えねばならず、道中吐瀉る者が続出するためその名がついた、恐ろしい逸話を持つ難所です。
そのため車酔いガチ勢の相方は直前までパーイ行きを渋っていましたが、私はむしろゲロ道の話を聞いて闘志を燃やしていました。
幼少より鍛え上げた鋼の三半規管を試したい、そして最強を証明したい。
実は私の、履歴書の長所欄に書ける数少ない長所の一つに「車酔いしない」というのがあります。人に誇れる特技のない人間はフィジカルでゴリ押すしかないのです。あとほかに「免疫力が強い」というのもあります。 相方が風邪をひいた時は免疫マウントを取りにいくのを忘れません。
相方は前日から明日の道行きが不安らしく、そのことばかり心配していました。私に言わせれば、車に乗る前から車酔いの心配をするなど笑止、勝負の前から負けていると言わざるを得ません。強者は、自分が車酔いすることなど一点も疑っていないものなのです。
翌日の朝早く、パーイ行のバンに乗り込みました。 各座席の前に用意されたゲロ袋がこの先の道行きの険しさを物語っています。バンは8人乗りで国籍もバラバラな私たちですが、ここから先は一蓮托生、 1人が吐けば、車内が地獄と化すでしょう。絶対に吐いてはいけない旅路の幕開けです。
一時間も走った頃、私たちはいよいよゲロ道へと差し掛かりました。ヘアピンカーブの連続にアップダウンが加わるという上下左右の揺れにそれまで賑やかだった車内は静まり返り、ぐったりと動かなくなる人もいました。
そんな車内で、私は敢えて読書をするというパフォーマンスで場外を湧かせていました。山道だけど涼しい顔で読書しちゃう俺、の演出です。当時はそれがカッコイイと思っていたのです。皆さんにもこんな時期があったと思いますのでどうかお許しください。しかしそんな余裕アピールも長くは続きませんでした。
気持ち悪い…
私は光の速さでkindleを閉じました。まだ慌てるような時間じゃない、車酔いからのリカバリの早さも強者を強者たらしめる所以なのです。
私はイヤホンを取り出し耳にはめました。こういう時は気持ち悪さから意識を逸らすのが1番です。選曲は「おジャ魔女カーニバル」などのテンションがアガる曲が望ましいです。出来れば歌いたいところですが、車内で♪大きな声でピリカピリララ~する訳にもいかないので、車の揺れを装ったヘドバンで独りノッていました。
おジャ魔女カーニバルが功を奏したのか、私はなんとかゲロ袋のお世話にならずにパーイに到着することができました。動画内では相方の手前、見栄もあって「大丈夫だったね~」などと嘯く私のツラがウケるので良かったら見てみてください。ちなみに相方はヤバいくらいキクと評判のタイの酔い止め薬(コンビニで買える)を服用し、最初から最後まで気絶したように寝ていました。
パーイのおすすめ観光スポット
パーイには峡谷や温泉の滝、洞窟など、たくさんの自然観光スポットがあります。観光地を回る1dayツアーやバイクの貸出が町中の至る所で行われていますので、それらを利用することをおすすめします。 間違っても私たちのようにチャリで目指すような無謀なことはしないでください。道中坂道だらけなので軽く死ねます。
峡谷の絶景《パーイキャニオン》

パーイを訪れたのならぜひ立ち寄って頂きたいのが《パーイキャニオン》です。切り立った崖の上からパーイの景色を一望することができます。私たちは早朝に行きましたが、パーイキャニオンから夕陽を眺めるのが人気のようです。柵や手摺は一切ないので観光の際はお気をつけください。場所によっては鉄骨ほどの幅しか無く、どこぞの賭博黙示録の気分を味わえること間違いなしです。
名称 | パーイキャニオン(Pai Canyon) |
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入場料 | 無料 |
アクセス | 市内から車で10分ほど |
映画の舞台になったカフェ《Coffee In Love》
タイ映画の舞台になったカフェ《Coffee In Love》は高台に建てられており、ドリンクを飲みながらパーイの山々を眺めことができます。どうやら手紙にまつわる映画らしく、ファンの間ではパーイから手紙を出すのが流行ったらしいです。パーイキャニオンに向かう道の途中にあるのでついでに寄ってみるものいいかもしれません。
店名 | Coffee In Love |
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営業時間 | 7時00分~18時30分 |
Web | |
地図 | Googleマップ |
パーイのナイトマーケット
夜になるとパーイの町ではナイトマーケットが開かれます。露店ではピザやラザニアが売られ、外国文化が混ざり合った独特の異国情緒が味わえます。賑やかなのに騒がしくない、ゆったりとした夜の空気が心地よい夜市です。
パーイのおすすめレストラン
世界中から人が集まるパーイでは、タイ料理以外にも様々な国の料理を楽しむことができます。
《Cafecito》
トリップアドバイザーでパーイ1位を獲得したメキシカンカフェ《Cafecito》。ブリトーが美味しかったです。市内からやや離れており、歩いて15分ほどの場所にあります。
店名 | Cafecito |
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営業時間 | 9時00~17時00 |
定休日 | 火曜日 |
Web | 公式HP |
地図 | GoogleMap |
《Big’s Little Cafe》

トリップアドバイザー・パーイ2位のお店《Big’s Little Cafe》。アメリカンスタイルの屋外カフェです。パニニス?というホットサンドのようなものを食べたのですが、アボカドにチーズたっぷりでとても美味しかったです。後にYouTubeのコメント欄で、パニーニという名でサンドイッチのことを指すと教えて頂き、いつの間にか世の中ではサンドイッチのことをパニーニと呼ぶらしいと知りました。それっていつから?令和から?
店名 | Big’s Little Cafe |
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営業時間 | 9時00~17時00 |
Web | |
地図 | Googleマップ |
おすすめホテル《Pai Village Boutique Resort》
パーイでは《Pai Village Boutique Resort ‐パーイヴィレッジブティックリゾート》というホテルに宿泊しました。客室は南国風のこじんまりとしたヴィラタイプで、ちょっとしたリゾート気分を味わえます。朝食付きで一泊1300THB。
ホテル名 | Pai Village Boutique Resort |
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Web | 公式HP |
地図 | Googleマップ |
不思議な異国情緒に溢れるバックパッカーの町パーイ、チェンマイを訪れた際は足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
