タイにはサムイ島やサメット島などたくさんの人気リゾートアイランドがありますが、今回は静かな穴場リゾート・クート島を紹介します。
クート島とはどんな島?

《Koh kood(クート島)》はタイ中部トラート県に属し、カンボジアとの国境近くの海洋に浮かぶ島です。《Koh Kood》とはタイ語表記の読み方のため、日本語ではクート島・クード島・クット島などと呼ばれています。
翠色の海にマングローブの森と、手付かずの自然が多く残されており、島内に大きな街は無く、島に点在するリゾートではシュノーケリングやカヤックを楽しむことが出来ます。島を訪れるベストシーズンは11月~3月頃までの乾期の間です。
クート島の周囲には《Koh Mak(マーク島)》や《Koh Chang(チャーン島)》があるのでアイランドホッピングもおすすめです。
クート島の行き方
フェリーチケットをネットで購入し、バスまたは飛行機でトラート県まで行き、トラートの港から島に渡ります。バンコクからバスで行く場合、島に到着するまでは大体8時間ほど掛かります。
トラートと島を結ぶフェリー運航会社は複数あるので、私たちが実際に利用した2社を紹介します。
Boonsiri High Speed Ferries(ブンシリ)
《Boonsiri High Speed Ferries》はタイの島々を結ぶ高速船を運航しており、バンコク(カオサン)からトラートまでのバス代、島までのフェリー代を含むチケットを購入することが出来ます。
チケットはブンシリ公式サイトから購入可能ですが、私が利用した時は不具合のためかチケット予約が出来なかったので、《12Go Asia》というチケット予約代行サイトを利用しました。
目的地、日付、人数を選んでチケットを検索。クレジットカードで支払いを済ませると、チケット代わりのPDFが添付されたメールが届くので、当日はブンシリオフィスの受付でスマホを見せるだけでOKです。
この令和の時代に旧石器生まれの私達は紙チケットの受け取りが必要と考え、わざわざ12GoAsiaのオフィスに足を運び、スタッフに失笑されながらPDFのコピーを渡されるという醜態をさらしました。もう一度言いますが、紙チケットとの引き換えは必要ありません。
前日の予約ではチケットが売り切れている場合があります。
行きのチケット購入時に帰りのチケットも予約しておくことをおすすめします。

トラートのバス停に到着したら、受付でバスチケットと引き換えにフェリーチケットを受け取ります。その際に宿泊先のホテル・帰りのチケットの有無を確認されます。
受付を済ませたらカートで船着場まで移動します。カートに乗り切れなかった人は箱乗りになるので落ちないよう耐えてください。船着き場までは3分程です。

クート島まではフェリーで約1時間の船旅です。日によっては波が高く、フェリーが揺れる場合があるので船酔いしやすい方はご注意ください。
フェリーは3階建てで、1階席はエアコンの効いた室内、2階席・3階席はオーシャンビューが楽しめますが屋外です。


Ko Kut Express speedboat
《Ko Kut Express speedboat》はトラートの港とクート島を結ぶスピードボートを運航しています。スピードボートはクート島まで約40分と、フェリーより早いのですが、小型な分フェリーより揺れるので船酔いしやすい方はお気をつけください。相方はダメでした死にました。
チケットは公式サイトから購入できます。バンコク〜トラートまでのバスは含みませんが、 トラート県内からボート乗り場のLeam Sok(レムソック)港までと、クート島船着場から宿泊先のホテルまでの無料送迎付きなので、購入画面で送迎ポイントを選んでください。帰りも宿泊先のホテルまで迎えの車が来てくれます。

《Ko Kut Express speedboat》のサイトでは、クレジット決済ができないので指定の銀行口座に料金を振り込み、振込み明細書の写真を撮って指定のURLにアップロードすることで支払いが完了します。

スピードボートはフェリーよりも遥かに揺れるので、船酔いしやすい方はご注意ください。 上下左右ワイドな揺れは陸上とは比較にならないほど三半規管を狂わせます。そこらのおぼっちゃん育ちが何の覚悟もなく乗り込むとマグロ漁船級に即死の恐れがあるので、席選びはできるだけバウンドしない後方、そして進行方向に対して前を向いている席に座りましょう。
私たちは一番最後に乗り込んだため、前方の横向きの席という生存率が最も低いシートに座らざるを得ませんでした。案の定、三半規管がおぼっちゃん育ちの相方は強烈な船酔いに見舞われたらしく、「ビニール袋ちょうだい…」という車酔いが最終段階に入った者が口にする禁断のワードを唱えてきたので、私も「ここまでか…」と覚悟を決めました。
その後なんとかギリセーフで港に着いたのですが、相方の消耗は激しく、「もう絶対にスピードボートには乗らない」というスピードボート不乗の契りを立てていました。
クート島のおすすめホテル
《Shantaa Koh Kood(シャンターコークート)》は美しい庭園とビーチが特徴の箱庭リゾート。料理もおいしく、部屋代もリーズナブルなコスパ最強リゾート。トリップアドバイザーのスモールホテルランキングで1位を獲得するほど評価の高いリゾートです。
https://maibaru0505.com/2020/03/14/%e3%80%90shantaa-koh-kood%e3%80%91%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%81%ae%e7%a7%98%e5%b3%b6%e3%83%bb%e3%82%af%e3%83%bc%e3%83%88%e5%b3%b6%e3%81%ae%e6%a5%bd%e5%9c%92%e3%83%aa%e3%82%be%e3%83%bc%e3%83%88/
《Bann Makok(バン マコック)》 マングローブの森の中に浮かぶ、アットホームな雰囲気のホテル。ホテルの桟橋からカヤックで海まで漕いで行けたり、冒険心がくすぐられるホテルです。
https://maibaru0505.com/2020/03/30/%e3%80%90bann-makok-the-getaway%e3%80%91%e3%83%9e%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%83%96%e3%81%ae%e6%a3%ae%e3%81%ab%e6%b5%ae%e3%81%8b%e3%81%b6%e5%ae%bf/
《Gumm Lonely Club(ガムロンリークラブ)》アーティストのガムさん夫妻が切り盛りするアットホームなゲストハウス。部屋代約900バーツととってもお手頃。ゲストハウスの目の前は川、カヤックで海まで行くこともできます。
《Captain Hook Resort(キャプテンフックリゾート)》 リゾートへのアクセスはボートのみ!まるで海賊の隠れ家のような入江に建てられた秘密のリゾート。海上のレストランがとっても爽やか。
https://maibaru0505.com/2020/04/04/%e3%80%90koh-mak%e3%80%91%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%81%ae%e3%83%9e%e3%83%83%e3%82%af%e5%b3%b6%e3%81%a3%e3%81%a6%e3%81%a9%e3%82%93%e3%81%aa%e5%b3%b6%ef%bc%9f%e8%a1%8c%e3%81%8d%e6%96%b9%e3%81%af%ef%bc%9f/