こんにちは、まいばるです。パスポート写真が革命軍の女リーダーです。
タイに来て何が一番嬉しかったかと聞かれれば、便秘と肌荒れが改善されたことだ。
便秘改善秘話は今後自叙伝を上・中・下巻で出版するとして、今回は肌荒れ改善について記す。
フルーツ中心の食生活が~マンゴスチンの美肌効果が~等と、ねむたいことを言い出すつもりは毛頭ない。
はっきり言おう。それは《レチンAクリーム》というおクスリの力に他ならない。

《レチンAクリーム》はタイのシミ取りクリームとして有名だが、ニキビ跡・毛穴の開きにも効果的な万能クリームだ。
Contents
レチンAクリームとは?購入方法
荒廃した世界(肌)を生まれ変わらせるには、一回全部ぶっ壊して、ゼロから構築するのが手っ取り早い。聖書にもその歴史が記されているように神もスクラップ&ビルド形式を推奨している。
レチンAクリームはいっぺん皮膚を全部剥がす。言っておくがこれは拷問の話ではない。
仕組みとしては、トレチノインという成分が直接皮膚細胞に作用して、ターンオーバーを促進させる。ただターンオーバーが速すぎて皮膚が見えなくなるだけだ。
この薬(ヤク)、日本では売られていない。厚生労働省がGOサインを出さないのも納得の超弩級の薬効と副作用を持つからだ。こんなブツを認可した日には国民生活センターの相談窓口がパンクするだろう。
しかしタイでは普通に店売りされている。《Boots》や《Watson》等のタイのドラッグストア・薬局で購入可能で、お値段も150THB(約600円)ほどと大変お手頃。
医師の処方箋も必要無い。ガタガタ言うやつはマンゴスチンでも食ってろ、というスタイルだ(マンゴスチンへの熱い風評被害)。
よって、追い詰められて闇堕ちした主人公の親友のように、肌荒れ改善に万策尽きた方だけが最後の手段としてこの薬を手にしてほしい。
レチンAクリームと闇の力のご利用は自己責任でお願いします。


レチンAクリームの使い方・使用上の注意
就寝前に塗り、翌朝はしっかり洗い流す。
3日ほど続けると皮膚が日焼けしたように赤くなり、皮が剥け始める。
この間は肌が非常に薄くなっているため、洗顔料や化粧水によっては沁みる場合がある。
ニキビ跡は赤みを帯びて一層目立つので、これ元に戻るん…?と不安になるが、5日目くらいで使用を止めると赤みが引いていき、2、3日で綺麗な肌に生まれ変わる。
開封前は冷凍保存、開封後は冷蔵保存で3ヶ月程もちます。
- 目や口の周り等、皮膚の薄い部分には塗らないでください
- クリームを塗った手は必ず洗い流してください
- 日中は日焼けしないよう気をつけてください
- 繰り返し使用する場合は1ヶ月程の休薬期間を設けてください
レチンAクリームはニキビ跡・いちご鼻に効果的
実際にレチンAクリームを3回ほど繰り返し使用してみて、個人的に特に効果を実感したのが以下の症状だ。
- 毛穴の開き
- いちご鼻
- ニキビ跡(色素沈着・クレーター状)
私の肌質は脂性肌だ。
あぶらとり紙5枚通しの超高校級の記録を残した高校時代に比べれば、さすがに近年の年間皮脂生産量は減ったが、未だ現役を貫く脂性肌界のトップアスリートだ。夕方には前髪が脂で固まる(脂性肌あるある)。
主な肌トラブルはニキビ、ニキビ跡(色素沈着・クレーター状)、毛穴の開き、いちご鼻、シミと、肌荒れの数え役満である。
毛穴の開き・いちご鼻への効果
私は特に鼻パックゾーンの毛穴が開きが凄まじく、あまおうかな?と見まごうばかりの見事なイチゴ鼻ぶりであった(ちなみに業界では毛穴スッキリパックのことをKSPと呼ぶ)。
そんなガバガバ毛穴が、角栓ごと全て剥がすことでリセットされる。
1年以上経つが、今のところ毛穴が開く気配はないし、角栓も詰まらなくなった。これはもう現代の奇跡として近々バチカンに申請予定だ。
色素沈着やクレーター状になったニキビ跡への効果
去年の一時期、突然肌が物凄く荒れてしまい、頬がザラザラのボッコボコになってしまった。しかし私は冷静だった。
それでもレチンAなら…レチンAならきっと何とかしてくれる。
陵南にとっての仙道のようにレチンAは私の心の支えになっていた。
(ちなみに肌荒れの原因はSPFの高い日焼け止め入りのファンデーションだったので、原因不明のニキビに悩んでいる方はファンデーションを見直されたし)
レチンAクリームはニキビ跡にも効果的で、ザラザラになった肌を滑らかにしてくれる。
ポツポツと赤茶色に色素沈着したニキビ跡は勿論のこと、真皮層にまでダメージが及んだ、クレーター状に凹んだニキビ跡にも効果があり、少しずつ肌が平らに近づいている。
シミへの効果
こめかみにある濃いシミに対しても繰り返し使用してみたのだが、残念ながらこちらについてはあまり効果を実感出来ていない。シミの出来た場所や濃さも関係しているのかもしれない。
シミに対して《ハイドロキノン》という漂白作用のあるクリームとレチンAクリームを併用する方法もあるらしい。ちなみにハイドロキノンもタイの薬局で購入可能だ。
レチンAクリーム使用後の感想
最初はおそるおそる顔の一部分にのみ使用していたのだが、その部分だけ白くなり、周囲の肌の色と合わなくなった。そのうち恐怖も薄れ、最終的には顔面に塗りたくっていた。慣れとは恐ろしいものである。
結果、顔全体がワントーン明るくなったので良しとするが、そのくらい強い薬効を持つので少しでも異常を感じたらやめろ、と言いたいところだが使用中は異常しか起こらないのである。各自で引き際を見極めるように。
余談だが、伊藤潤二先生が脂性肌をテーマにしたホラー漫画《グリセリド》を描いている。みんなのトラウマになった傑作なので興味のある方は読んでみてほしい。脂性肌はもはやホラーなのだ。乾燥肌ではこうはいくまい(世界一低いマウント)。
